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最近よく聞く? DXとは?

2022年6月21日

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

DXとは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略語で、日本語では「デジタル革新」や「デジタル変換」という意味で扱われます。


Digital Transformationの略語ならDTなのでは?と疑問に思った方もいると思いますが、英語圏では「Trans」を「X」と省略する文化があるため、DXと略されます。


そもそもDXという言葉は、スウェーデンにあるウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が2004年に提唱した概念といわれています。同氏によるとDXは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」ものだということです。


つまり、簡単に言えば「現代の技術の発展によるITツールやデジタルテクノロジーなどを活用して、まったく新しいビジネスやサービスを創出し、新たな顧客価値を提供するとともに会社の成長を促す活動」といえるでしょう。


経済産業省による「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」の中での定義は以下の通りです。


「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

参考:経産省/デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン


DXを実現するためには

「デジタイゼーション」→「デジタライゼーション」→「デジタルトランスフォーメーション」

という3つのステップを踏む必要があるとされています。経産省のDXレポート2にも、3つのステップについて記載があるので、詳しく知りたい方は、以下の資料をご覧ください。

参考:経産省/DXレポート2中間取りまとめ(概要)





①デジタイゼーション

デジタイゼーション(Digitization)とは、アナログ、物理データをデジタルデータに変換することです。DXを実現するための最初のステップであり、もしかすると一番大変かもしれないのが、このデジタイゼーションになります。

例えば、紙やFAXでやり取りしていた請求書をPDFなどのデジタルデータにすることがデジタイゼーションです。また、音楽ソフトがレコードやCDからデータ配信に変わったケース、本や漫画などが電子書籍化したケースなどもデジタイゼーションといえるでしょう。


②デジタライゼーション

デジタライゼーション(Digitalization)とは、業務や作業そのもの、または業務・開発フローなどをデジタル化することです。

つまり、デジタライゼーションとは今まで人がやってきた仕事を細かく細分化し、デジタルツールやテクノロジーを活用して、業務効率化や自動化を実現したり、業務・生産フローを効率化したりする活動といえます。

デジタライゼーションによって業務効率化や生産性向上を果たすことで、企業の競争力向上や、新規事業、サービス開発ができる土台ができあがります。



③デジタルトランスフォーメーション

デジタルトランスフォーメーション(Digitaltransformation)は、デジタイゼーションやデジタライゼーションといったデジタル化を経て、ビジネスモデルの変革を起こす活動です。

組織体制や業務・開発フローを抜本的に見直し、生産性や市場における競争力を高めることで、顧客に新たな価値を提供できる新規ビジネスを創出して人々の生活を豊かにするだけでなく、企業の収益向上も実現するステップが、DX(デジタルトランスフォーメーション)といえます。




 


いかがだったでしょうか。DXやRPAは業務効率化の分野等でよく聞く言葉ですが、意外と意味は知らなかったりします。

参考になれば幸いです。

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