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印象は色から! 色の効果②有彩色編

2022年4月19日

普段の生活で私たちは常に様々な色を認識しています。

色にはイメージや雰囲気、感情などを喚起させる効果があることは心理学的にも証明されています。

この効果をデザインに活かすことで、イメージや情報を正しく、しかも素早く伝えられるでしょう。

今回は赤~紫をご紹介します。


色から受ける印象は以下の通りです。


色の心理効果の活用方法


彩色の活用方法

以下ご紹介するのは各色の包括的なイメージです。

彩度・明度・組み合わせによっても全然印象が違ったものになるので、配色についてもいずれご紹介できればと思っています。



情熱的で活力のある赤は行動を促す効果があり、店頭のサインやPOP、パッケージなどによく使われます。お祭りなどのエネルギッシュなイベントでも大活躍。

ポジティブな意味での活用としては他にも紅白などのおめでたい場でも使われます。


一方、ネガティブな意味では怒り、暴力、警告といったイメージを表現する場合に使用します。

パトカーのサイレンや消防車といった緊急を知らせるもの、停止や禁止を警告する標識や看板などに使用されています。



橙は喜び、陽気、暖かいなどの印象から温もりや家族の温かみを表現できるため、住宅関係に使用されることが多いです。

また、楽しい雰囲気もあるので、陽気なイベントなどにも使われる色です。


黄色

黄色は、元気、軽快、希望、無邪気といったイメージを喚起する色です。

光の色を表す場合にも多く使われる黄色は、明るく楽しい印象を持たせる場合に効果的な色だといえます。

また、注意を喚起する、注目させるといった効果もあるため、彩度の高い黄色は注意を促す道路標識や注目させたい看板などにも使われます。



緑は、安らぎ、癒し、穏やかなどの印象を喚起させるため、リラックスできる空間や商品に効果的な色です。

また、自然のイメージに結びつくことから健康的な印象を喚起するのにも向いており、健康食品や環境対応商品などにも多く使われます。

その他にも安心や安全を連想させるため、非常口のサインなどにも使われます。



知的、落ち着き、信頼感、誠実といった印象を喚起させる青は、企業のコーポレートカラーとして使用されることが多い色です。採用関係にもよく見られますね。

空や海、水も連想させるため、爽快感を演出させる場合にも効果的です。


一方、悲しい、冷たいといった印象を与え、気分を沈めてしまう場合もあります。



上品さや神秘的な印象を喚起させる紫は、敷居の高さや特別感をイメージさせる色として効果的です。(日本では禁色(きんじき)としてのイメージが強いのかもしれません。)

また、優雅さや妖艶な大人の女性をイメージさせるにも効果的といえます。



ピンク

可愛いらしさを連想させるピンクは、女性や赤ちゃんをイメージさせる色といえます。

また、幸福感や愛情といったイメージを喚起させるため、贈り物の包装紙やリボンなどに使われることも多い色です。


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