

高性能なスマホ用カメラが普及しており、実際に自撮りで撮影すると思っていた映像と違っていることも少なくありません。
コツを押さえ、正しい方法でカメラ機能を活用し、イメージ通りに仕上げる4つのコツをご紹介します!
スマホでの自撮り動画がうまくいかない理由
スマホでの自撮り動画に失敗する理由は、主に以下の4つが挙げられます。
〇被写体にフォーカスが合っていない フォーカスを合わせないまま撮影すると、見せたい部分がぼやけたり意図しない部分がはっきりと映ったりします。基本はオートフォーカスなど自動の撮影モードを活用しつつ、必要に応じて映したい部分へフォーカスを合わせましょう。
〇ホワイトバランスを設定していない 撮影した動画の色や雰囲気がイメージと異なる場合、ホワイトバランスを設定していない可能性が考えられます。
ホワイトバランスとは白い部分を白く撮るための設定で、オート調節にしていると、白いはずの背景に赤みがかったり青みがかったりするため、手動で調節する必要があります。
〇声や音が小さい カメラから被写体まで距離がある場合、声や音声が十分に拾えません。綺麗な映像が撮れたとしても、声や音が小さいと動画自体の印象に大きく影響します。
〇手ブレが発生している 高精度の手ブレ補正機能付きスマホも存在しますが、完全に手ブレを防止できるとは限りません。気になる場合は三脚を使うなど、手で持たずに道具で固定することをおすすめします。
スマホで動画を自撮りする際のコツ4選
スマホでイメージ通りの自撮り動画を撮影するために意識すべきコツは、4つです。高額な機材を購入したり専門的な技術を身に付けたりしなくても、基本的なコツを押さえるのみで動画のクオリティを大幅にアップすることができます。
1.【構図】三分割法で撮影する

三分割法とは、画面を縦横それぞれ三分割したときに線が交差する位置を目安にする方法です。
縦と横の線が交差する位置にメインとなる被写体や人物の顔を配置すると、バランス良く画面に収まります。
背景との遠近感で画面にメリハリが出るうえ、注目してもらいたい部分へ自然に視線を誘導することができます。
撮影画面上に三分割法用のガイド線を表示してくれるスマホも少なくありません。
2.【照明】スマホの後ろにライトを置く

スマホで動画を撮影すると、目で見た光景と比べて薄暗く映ることがほとんどです。
特に屋内で撮影する場合は暗くなりやすいため、スマホの後ろにライトを置くことで下記の効果が期待できます。
被写体が明るく映る
被写体の目にキャッチライトが入る
スマホ側からライトを当てることで、肌など被写体のカメラに向いている部分が明るくなります。被写体の目がカメラに向いているのであれば、キャッチライトが入り、同じ表情でも印象が大きく変わるでしょう。
キャッチライトとは、瞳の白い輝きを指す言葉です。ハート形のライトを使用すると瞳にハート形の白いラインが入り、星形を使用すると星形に目を輝かせることができます。
3.【画質】用途に合わせて画質を設定する
画質が上がれば上がるほど動画のデータ容量は大きくなり、再生や共有への影響が生じます。
使用するスマホのデータ容量や、動画の用途に合わせて適切な画質を選びましょう。 スマホでの動画撮影に適した解像度とピクセル数は、下記の通りです。
画質(解像度)の種類|ピクセル数
VGA | 640×480
HD | 1280×720
フルHD | 1920×1080
動画投稿サイトへのアップロードを目的とする場合、多少低い画質(VGA)でも問題ありません。自動でサイズが調節されるためです。 ただし、撮影時に低い画質で撮影したものを、後から高画質に変更することはできないことに注意してください。動画投稿サイトにアップロードしなくても、撮影後に画質を落とすことはできます。
4.【音声】外では外付けマイクを使用する
カメラと被写体に距離ができると音声を十分な音量のまま撮影することが困難です。
また、スマホで撮影する場合はスマホの通話用マイクを使用するため、高音や低音を録音することができない可能性があります。
外で動画を撮影する際には、十分な音量で撮影できるよう外付けマイクを活用しましょう。
外付けマイクは幅広い音を拾うことができる他、取り付けやすいといったメリットがあります。
屋内で自撮りする際にも外付けマイクを使用すると、よりクリアな音声で撮影することが可能です。
この4つを意識するだけでより良い自撮り動画が撮影することができます。
また、スマホ一台で自撮り動画を撮影することは可能ですが、必ずしも満足のいく仕上がりになるとは限りません。クオリティの高い動画を作るためには、前述した4つのコツに加え、三脚や自撮りライト、外付けレンズなどアイテムを活用することも重要です。
いかがでしたか?
4つのコツを取り入れて理想的な動画撮影を!