

サーバーとは?
サーバーとは、データや情報などの「コンテンツを提供するコンピューター」のことを指します。
そもそも、サーバーとは「サーブ(Serve)する存在」、つまり「何かを提供する存在」という意味から来ています。
この言葉がコンピューターやインターネットの文脈で使われる時には、ユーザーの「この情報が欲しい」「あのデータが見たい」という要望に応えて「情報やデータを提供するコンピューター」という意味になるのです。
対義語は「クライアント」
「提供する存在」のサーバーに対して、その対義語は「要求する存在」という意味で「クライアント」と呼ばれます。
クライアントというと顧客を思い浮かべがちですが、サーバーに対してコンテンツを要求し受け取る側をまとめてクライアントと呼びます。
そのため私たちが普段使うパソコンも、様々なサーバーに情報を要求するクライアントになっていることがほとんどです(インターネットと接続せず使われるものを「スタンドアロン」と呼んだりします)。
サーバーの具体例
一口に「サーバー」といっても、実は様々な種類があります。 代表的なものとして、以下の4種類が挙げられます。
DNSサーバー
ウェブサーバー
メールサーバー
ファイルサーバー
例えばウェブサーバーは、私たちが使っているパソコンやスマートフォンなどの端末から「このページが見たい」という要求を受け、そのページを表示するのに必要なHTMLファイル(WEBサイトの設計図のようなもの)や画像を提供します。
ファイルサーバーの場合も、クライアントから「このファイルを見たい」という要求に対して、サーバーに保存されているファイルデータを提供します。
上記2種類に比べるとメールサーバーやDNS(Domain Name System)は複雑な仕組みですが、「要求に対して情報やデータを提供する」という点は同じです。電話帳のようなイメージでしょうか。
特にDNSサーバーの中のDNSレコードと呼ばれるものは、設定によってメールサーバーの利用を妨げる場合もあるので、綿密な確認が必要です。
打ち合わせ段階で「今使っているドメイン」や「契約サーバー」を少し確認するのは、そういった流れがあります。
特にメールサーバーの利用有無の確認が漏れると、ホームページが公開できてもメールが受送信